投稿者 Magic Carpet | 2月 8, 2008

Wiihabilitationとは?

我が家に任天堂のWiiが降臨してからはや1年ちょっと。一時、遅れてやってきたDSに主役の座を奪われたものの、子供達の急速な視力低下に驚いてDS禁止令を出したため、近頃再び子供達の人気者になった。

さて任天堂Wiiといえば、いわゆる”ゲームおたく” 以外のフツーの人たちにゲーム機を売りつけることに成功したことで知られているが、当地アメリカでもそれは例外ではない。

Hospitals Discover The Power Of “Wiihab”
曰く、アメリカでは心筋梗塞、骨折、はたまた傷痍軍人のリハビリにWiiが人気だというのだ。

The usual stretching and lifting exercises that help the sick or injured regain strength can be painful, repetitive and downright boring.

普通のストレッチやリフティングなどの運動は、病気やけがからの回復を助けるものの、つらく実につまらないものになりがちである。

それはそうだろう。つらいリハビリを続けるモチベーションを保てる人はそう多くない。

In fact, many patients say PT – physical therapy’s nickname – really stands for “pain and torture,” said James Osborn, who oversees rehabilitation services at Herrin Hospital in southern Illinois.
実際、多くの患者はPT(理学療法士の略)は”苦痛と拷問(Pain and Torture)”の略だと言っているくらいだ。

・・・うーん、それもどうかと思うが。日本人と違って、アメリカ人は痛みを訴えることに躊躇がないことも背景にあるのかも。

で、Wiiの出番。

Using the game console’s unique, motion-sensitive controller, Wii games require body movements similar to traditional therapy exercises. But patients become so engrossed mentally they’re almost oblivious to the rigor, Osborn said.

動作センサーを使うWiiのゲームは、従来の運動治療に似た動きを要求するが、患者は精神的にあまりに集中するため苦しさにほとんど気づかない。

わかる、わかる。ちなみに当方、買った当初は 時を忘れてプレーし続け、全身筋肉痛になった覚えがある。いや、さらに恐ろしいのはそれでもやめられなかったことか(単にやめる意志が弱いともいえる)。

脊椎損傷を含むあらゆるリハビリに利用可、と褒めちぎったあと、ある医師がWiiのもたらす一つの問題について指摘する。

Bonis calls it acute “Wiiitis” – a condition he says he developed last year after spending several hours playing the Wii tennis game.

マドリッドのボニス医師は、彼が昨年数時間Wiiテニスで遊んだ後に発症した症状を、急性”Wii症”と呼んでいる。

Bonis described his ailment in a letter to the New England Journal of Medicine – intense pain in his right shoulder that a colleague diagnosed as acute tendonitis, a not uncommon affliction among players of real-life tennis.

彼はその症状をニュー・イングランド・ジャーナル・オブ・メディスンへのレターの中で説明した。同僚が急性靱帯炎と診断した右肩の強い疼痛 で、実際のテニスプレーヤーにも珍しくない症状だ。

・・・スペイン人は脳天気なのか。そんなことをわざわざ天下のNEJMに送るな!

これなら当方もNEJMに投稿できたかも、というのは後の祭り(取り越し苦労?)。

投稿者 Magic Carpet | 2月 1, 2008

Tanto Sunnyvaleの裏メニュー

昨日、お世話になっているI氏とたんと・サニーベール店で夕食。

たんとと言えば、サンノゼ店が発祥で、このサニーベール店に加えサンフランシスコ店も構える人気チェーン。とはいえ、オーナーシェフはサニーベール店におり、発祥地であるサンノゼ店は今は別の経営者(以前の共同経営者)らしい。自然、オーナーシェフのいるサニーベール店の方が質が勝る。

同席していただいたI氏はここでは顔で、シェフがサービスでこんなものを持ってきてくれた。

「フカヒレ茶碗蒸し」

フカヒレ茶碗蒸し。何だか超高級料理である。

いいのかな〜、と思っていたら、後から聞くと、実はフカヒレではないそう。しかし、味といい歯ごたえといい、 本物のフカヒレにそっくりでとりあえず大満足。

何となく東京に帰ってでかいフカヒレを食べたくなった。

投稿者 Magic Carpet | 1月 24, 2008

少し前になるが、1/17付けウォールストリート・ジャーナルにまたまた製薬会社に対する信頼を失墜させるニュースが載っていた。
Antidepressant Under Scrutiny Over Efficacy  (抗うつ剤の効果に関して精査)

有名な抗うつ剤の効果が誇張されている可能性が、FDAに提出された未公表データの分析で示唆されたという記事。
これを読むにはたぶん認証が必要なので、WSJが引用していたNew England Journal of Medicineの論文のキモの部分を転載すると、

A review of research submitted to the FDA:
• Of 74 studies reviewed, 38 were judged to be positive by the FDA. All but one were published, researchers said.
• Most of the studies found to have negative or questionable results were not published, researchers found.
Source: The New England Journal of Medicine

FDA(アメリカ連邦食品医薬局)に提出された研究データを調べたところ、
・調べられた抗うつ剤に関する74の論文のうち、38がFDAによって肯定的と判断された。これらのうち一つを除き全て公表された。
・否定的又は疑問を呈する結果が得られた研究についてはほとんど公表されなかった。

医薬品の承認を得るに当たって提出するデータは、全てを提出する義務は元々無い。しかし、公表される(つまりNEJMやJAMAなど有名雑誌に掲載される)ものは提出企業側に都合の良いもののみなため、医師や患者は実際よりも高い効果を示すように誤解させられているという可能性が示唆されたことになる。

基本的に学会雑誌に掲載されるよう応募するのは治験を担当した医師になるので、悪い結果が得られたとしても雑誌に応募しない理由にはならない気がする。一方で企業側からすると、何億円(時には何十億円)もかけて行った治験で悪い結果が出たら、なんとしてももみ消してしまいたいと思うのが人の性。いや、公表しないよう依頼したと疑ってるわけではないが。

ちなみにFDAは、今後は全てのデータをオンラインで見られるようにするとコメントしているようだ。少なくともこれはいいことだ。もう10年以上昔、中央官庁合同の初任者研修で、某箱モノ系官庁の1年生が「都合の悪いデータなんかでたら、無かったことにしてますよ、もちろん。」と言い切っていたのを思い出す。

投稿者 Magic Carpet | 1月 23, 2008

ウィスラー出張(最終日)

出張最終日。午前中で学会が終わり、バンクーバーまで車を飛ばす。

カナダではトイレのことをWashroomというようだ。
washroom
フランス語との併記が義務づけられていると思われる空港などでは、WashroomとToiletが並んで書かれている。Toiletって立派なフランス語だったのね。

さて、バンクーバーでわずかな時間を割いて、ヤオハンに向かう。こちらに到着した日にたまたま見つけて以来、決して日本人が多いとは思えないここでヤオハンがどう頑張っているか興味があったのだ。
見た感じは比較的新しい。
Yaohan
ところが勇んで中に入ってみるとがっかり。スーパー部分の名前に「大阪」などと付いているところからして不安だったが、日本のものも置いているとはいえ、基本的には中国系スーパー。本格的寿司屋と思って入ったら中国風の四角い箸が出てきたような印象だ。
近頃、LAからベイエリアに移ってこられた方を中心に、サンノゼのミツワが「西海岸最低のミツワ」であるという説がまことしやかにささやかれている(?)のだが、日本人の感覚で見て違和感のない商売をしているミツワサンノゼ店は、まあまあのレベルだと再確認した。

落胆して急いでヤオハンを後にし、向かったのは味千らーめん。ベイエリアにも対岸のFremontにチェーン店が昨年できたが、少し遠いのと、開店当初と比べ味が極端に落ちたとの噂を聞き、行けずにいる。ここで軟骨ラーメンを注文。
軟骨らーめん
ま、まあまあか。他に日本人の客が一人もおらず、妙な違和感を感じながらほぼ完食。

明日から通常業務復帰。ここで得たことを生かしてがんばっていきたい。

投稿者 Magic Carpet | 1月 22, 2008

ウィスラー出張(4日目)

今朝は寒かった。寝癖をなおすために朝から髪を濡らして、乾かぬままに会場まで歩いて向かったら、着いたときにはそれが凍っていた。アラスカで立ちションをすると落ちたところで氷柱になると聞いたことがあるのを思い出した。

ところでこのホテル、長期滞在客が多いのか、主要な台所設備は揃っている。

Kitchen

家族でくると楽しめそうだ。

今晩はピザを買ってきてキッチンに付いているレンジで温めて、これまた酒屋で買ってきたビールと一緒に頂く。チープな味が何ともうまい。

明日は午前中のみで、バンクーバーまでとって返し5日ぶりの我が家。

投稿者 Magic Carpet | 1月 21, 2008

ウィスラー出張(3日目)

学会も2日目となりペースにもかなり慣れてきた。午前中から今投資を検討している企業に関する情報収集を行う。思ったよりはるかに良い印象。ただ、医師達が評価するのは製品・技術の是非のみである一方、ベンチャーキャピタルは経営陣にその技術を儲けにつなげる能力があるかまで評価する必要があるため、彼らの言葉を鵜呑みにはできない。

一日目と異なり、 昨日、今日と非常に天気がいい。

Mountain Square

ふと子供達と一緒にスキーに来ると面白いかも、と思ったが、まだ10歳にも満たない二人を連れてきても結局やることは雪遊びになりそうな気もする。当分は、雪があるところに年1,2回連れて行ってやるくらいか。もう少し子供達が大きくなれば、連れてきてあげたい場所ではある。

充実した日中が終わって、今日はホテル近くのThe Kegsで豪華に夕食。レストランに入るまでに凍えた体にビールを流し込み、プライム・リブをほおばる。

Rib at The Kegうーん、うまい。

今日もスキー場は夜までやっている。街もまだまだ元気だ。

Whistler Upper Village The Village Stroll

さて、帰ってゆっくりするか。

投稿者 Magic Carpet | 1月 20, 2008

ウィスラー出張(2日目)

この学会は信じられないことに朝7時から始まる。何故か。10時から4時まで休憩が設定してあり、その間にスキーやスノボに興じるためだ。 それどころか、家族と一緒に参加している人も多く、午前の部が終わるやいなや、そそくさとスキーに向かう人もおおかった。当方は当然その間にお勉強。午後4時から再会した学会は7時まで続く。

朝7時前、真っ暗な中、氷点下でところどころ凍り付いた道路をスリップを気にしながら車で会場に向かう(日出は8時前後)。

 Westin Whistler

大半の参加者は会場であるこのホテルに宿泊しているので、寒さやスリップを気にする必要がない。 それどころか、家族と一緒に参加している人も多く、学会が提供する朝食を家族で食べている。職場や家族に後ろ指を指されながら参加する日本の学会とは大違いである。もちろん、参加費は段違いなのだが。

カップ麺午前の部が終わり、ここでたった一つの食料品店(The Grocery Store)で食事の買い物。ここで驚くべきものを発見。

さらに驚くべきものが。(→)

おにぎり

歩いていても、日本人とおぼしき人はほんの数人いるだけと見受けられたが、売れているのだろうか。 ちょっと心配になりながら、カップ麺とブリーチーズを購入。

投稿者 Magic Carpet | 1月 19, 2008

ウィスラー出張

土曜だというのに朝4時半おきで出張。今回はなぜかカナダのウィスラーで学会のセミナー。ウィスラーは、2010年の冬期オリンピックが行われることが決まった場所(バンクーバーから車で2時間ほど)。

なぜこの寒いのにわざわざカナダ?それもあえてウィスラー?

疑問を禁じ得ないまま真っ暗なUS101を空港までひた走る。8時のフライトだが、一応国際線ということで2時間前に着くように行ってみる。早く着きすぎたのか、チェックインカウンターには他に客がおらず、手続きは一瞬で終わった。

ゲートまで行ってみたものの、他にやることなし。あまりに暇なので寝ることに。

ハラ出して寝るの図

えっと、うそです。これはどっかのアメリカ人。

じっと待つこと2時間、飛行機は離陸。無事、人生初めてのカナダに到着。

Passport Control

日本だとこれ写真撮影不可なのだが。

妙にアメリカそっくりなのに微妙に違うところにとまどいつつ 、車を借りて街に出る。

時間が中途半端だったので、レストランを探す。ナビで適当に探した日本食レストラン凡く〜ら(Alexandra Road Richmond V6X 3L4 Tel(604)214-0027)にふらっと入る。店員のおばさんが挨拶以外は日本語を話せないことにかすかに不安を感じながら照り焼きハンバーグランチを注文。

img_0025.jpg

ん、いける。

そもそもアメリカにはハンバーグなる料理は存在しない(似たものといえばミートローフになるだろうか)が、少しもちっとした柔らかいハンバーグはサンフランシスコベイエリアでもそれほどみかけない。 予想に反して(失礼)、がつがつ完食してしまった。

よく見ると、お店もいい雰囲気。

img_0026.jpg

お店の方に道やここのところの気象情報などを教えていただいて、気分よく一路ウィスラーへ。途中、90キロ制限のところを130キロ出してスピード違反で捕まるなどしたものの、3時間ほどで無事(?)ウィスラーのホテルに到着。

Holiday Inn SunSpree Resort

当地はここのところかなり冷え込んでいるらしく、予報に反して明日からは最高気温が氷点下以下とのこと。ブーツを持ってこなかったので、外を少し歩くだけで足が冷え込む。開場は別のホテルなので、そこまでどうやって移動するか、いきなり不安なスタートとなった。

投稿者 Magic Carpet | 1月 17, 2008

風邪薬で死にかけたかも、の話

先週末からのどが痛くなった。今週に入ってからは咳が始まった。不覚なことに、また風邪を引いてしまったようだ。まあシーズンといえばシーズンなのだがけれど。
今週末から出張なこともあり、会社を休むことなく重症化を避けるため、睡眠時間を多めにとって、市販の風邪薬で症状をごまかす。近くのスーパー(兼薬局)で、その店のブランドの風邪薬を買う。用法・用量どおり、2カプレットを飲んだ。すると・・・。

咳は治まったが、強烈な頭痛が襲ってきた。風邪薬はアセトアミノフェンが主体で、頭痛は抑えても起こすはずではない。なぜ?

アセトアミノフェン含有量を見てみると、なんと375mg。1カプレット当たりなので、一回750mgとなる。日本的には大人に対して1錠200mgのを1錠、体の大きい人で2錠処方していたはずなので、1回あたり200~400mg。この薬は日本の処方量の約2〜4倍の量である。調べてみると、日本での一日あたり摂取最大限度は900~1500mgなのに対し、アメリカではどうやら4000mgまでOKとされているようだ。しかもこれはOTC薬。

5年ほど前、アメリカで歯科にかかり、根冠治療をした後に鎮痛剤を渡され、何も考えずに飲んだら目が回って動けなくなったのを思い出した。治療自体はうまくいったようだったので、最初は何が問題かわからず為す術無く転がっていたが、薬をやめたらぴたっと止まった。日本人男性として少なくとも小さくはない体格の私がそうなるというのは、アメリカ人、ちょっとまずいんじゃないか。

小柄な日本人女性が飲んだら死んじゃうんじゃないかと思った出来事だった。ちなみに、一回1カプレットにしたらうまくいっている。

投稿者 Magic Carpet | 1月 8, 2008

誕生日

今日は誕生日ということで家族で寿司屋に。

以前住んでいたノースカロライナとは違い、日本人が経営している真っ当な「寿司屋」が行ききれないほどあるのがシリコンバレーのすごいところの一つ。先日は、知り合いがSand Hill Roadにある有名な日本料理店でアップルのスティーブ・ジョブスを見かけたらしい。 ちなみにそこは彼の行きつけの一つらしいとは聞いていた。

さてそこは高いし予約も取りにくいので今回はパス。スタンフォード大学近くの駒寿司さんにおじゃました。

koma-sushi

ここには一度、仕事で来たことがある。シェフはこちらの生活がもう20年になるらしい。寿司好きな息子などは、むさぼるように食べていた。

特に気に入ったのがウニ。

uni

アメリカで手に入るウニは、日本からの空輸、米国東海岸北部、米国西海岸の3カ所のいずれか産だが、 味がこの順で少し苦みがあるものから甘くクリーミィになる。好みだが、それぞれのうまさがある。これはロサンゼルス近くのサンタバーバラでとれたらしい。うまかった。

この後、Saturaができるまで日本人の舌を支えた、スタンフォード・ショッピングセンターのLa Bagguetteでケーキを買って帰宅。既に9時と遅かったので、ロウソクを1本だけ立ててみんなでお祝いした。

みんなありがとうね。今年は頑張ります。

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