我が家に任天堂のWiiが降臨してからはや1年ちょっと。一時、遅れてやってきたDSに主役の座を奪われたものの、子供達の急速な視力低下に驚いてDS禁止令を出したため、近頃再び子供達の人気者になった。
さて任天堂Wiiといえば、いわゆる”ゲームおたく” 以外のフツーの人たちにゲーム機を売りつけることに成功したことで知られているが、当地アメリカでもそれは例外ではない。
Hospitals Discover The Power Of “Wiihab”
曰く、アメリカでは心筋梗塞、骨折、はたまた傷痍軍人のリハビリにWiiが人気だというのだ。
The usual stretching and lifting exercises that help the sick or injured regain strength can be painful, repetitive and downright boring.
普通のストレッチやリフティングなどの運動は、病気やけがからの回復を助けるものの、つらく実につまらないものになりがちである。
それはそうだろう。つらいリハビリを続けるモチベーションを保てる人はそう多くない。
In fact, many patients say PT – physical therapy’s nickname – really stands for “pain and torture,” said James Osborn, who oversees rehabilitation services at Herrin Hospital in southern Illinois.
実際、多くの患者はPT(理学療法士の略)は”苦痛と拷問(Pain and Torture)”の略だと言っているくらいだ。
・・・うーん、それもどうかと思うが。日本人と違って、アメリカ人は痛みを訴えることに躊躇がないことも背景にあるのかも。
で、Wiiの出番。
Using the game console’s unique, motion-sensitive controller, Wii games require body movements similar to traditional therapy exercises. But patients become so engrossed mentally they’re almost oblivious to the rigor, Osborn said.
動作センサーを使うWiiのゲームは、従来の運動治療に似た動きを要求するが、患者は精神的にあまりに集中するため苦しさにほとんど気づかない。
わかる、わかる。ちなみに当方、買った当初は 時を忘れてプレーし続け、全身筋肉痛になった覚えがある。いや、さらに恐ろしいのはそれでもやめられなかったことか(単にやめる意志が弱いともいえる)。
脊椎損傷を含むあらゆるリハビリに利用可、と褒めちぎったあと、ある医師がWiiのもたらす一つの問題について指摘する。
Bonis calls it acute “Wiiitis” – a condition he says he developed last year after spending several hours playing the Wii tennis game.
マドリッドのボニス医師は、彼が昨年数時間Wiiテニスで遊んだ後に発症した症状を、急性”Wii症”と呼んでいる。
Bonis described his ailment in a letter to the New England Journal of Medicine – intense pain in his right shoulder that a colleague diagnosed as acute tendonitis, a not uncommon affliction among players of real-life tennis.
彼はその症状をニュー・イングランド・ジャーナル・オブ・メディスンへのレターの中で説明した。同僚が急性靱帯炎と診断した右肩の強い疼痛 で、実際のテニスプレーヤーにも珍しくない症状だ。
・・・スペイン人は脳天気なのか。そんなことをわざわざ天下のNEJMに送るな!
これなら当方もNEJMに投稿できたかも、というのは後の祭り(取り越し苦労?)。


